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震災教訓に 時々手書き原稿~大槻 忍(会津支社)

2020.10.29

取材の際に「きょう放送します」と伝えると、驚かれることがあります。「そんなにすぐに出来るんですね」と。

ニュースは、記者が取材したことを原稿化して、内容と読む速度に合った映像を編集し放送します。パソコンを使いオンラインで作業します。

災害時など一刻を争う場合は、撮った映像を即座に流します。手書きのメモを基に情報を伝えることもあります。

東日本大震災と原発事故が起きた時、私は福島支社の記者でした。

本社に映像を送る電波回線は無事でしたが、社内の電話やインターネット回線はダウン。

唯一つながっていたのは、ファクスでした。

携帯電話も通じず、しばらくは手書きの原稿を一方的にファクスで送り続けました。

そして今、コロナ禍で進むオンライン化。しかしインフラが壊れた途端、社会活動が止まる恐れもあります。

便利さに依存しすぎないよう、時々は手書きで原稿を完成させます。

最終的にはパソコンへの入力が必要ですが、紙にペンを走らせる度に、あの日のことを思い出します。

報道制作局で働く社員によるリレーコラム。
番組や取材を通して感じた思いを伝えます。
毎週木曜日・朝日新聞福島県版に掲載中!

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